モバキャスでは、さまざまな放送事業者が参入できるよう、ハード事業者とソフト事業者を分離させた制度が採用されました。数多くの企業等が参加することでモバキャス全体の活性化が見込まれます。
ハード事業者であるジャパン・モバイルキャスティングはモバキャス用に割り当てられた周波数(周波数帯:207.5MHz~222MHz、帯域幅:14.5MHz(33セグメント分))を使い、ソフト事業者から受け取った番組やコンテンツを日本全国に構築したモバキャス用送信所から放送します。
ソフト事業者は、番組やコンテンツの制作・編成を行い、様々な情報をモバキャスの利用者(視聴者やリスナー等)に提供します。なお、ソフト事業者は送信所設備を持っていない為、ハード事業者へ番組やコンテンツの放送を委託します。また、認証・課金・決済を行う機能により、有料放送を行うことも可能です。
ソフト事業者から放送を委託された番組やコンテンツを、一旦モバキャス用放送センターにまとめ、全国に配信します。
中継回線として衛星を利用することで、全国のモバキャス用送信所に時間差を最小限に抑えつつ一斉に配信することが出来ます。